子どもの高次脳機能障害

大人だけでなく、子どもも高次脳機能障害になります。
ですから、子どもも交通事故に遭えば高次脳機能障害になることがあります。

ただし、子どもの場合は、症状が注意欠陥多動症候群(ADHD)や、自閉症スペクトラム障害(ASD)の症状に似ているため、発達障害として扱われてしまうことがあります。
発達障害と高次脳機能障害とは全く別のものであり、そのケアの方法も同じではありません。高次脳機能障害には、高次脳機能障害のためのリハビリがあります。しかし、子どもの高次脳機能障害の多くは発達障害として扱われてしまい、適切なリハビリを受けられていないおそれがあります。

最近になって、医療機関や行政からも、子どもの高次脳機能障害の問題が着目されるようになってきています。
交通事故に遭って頭を強打した後に、今までに見られなかった問題行動が見られるようになったお子さんについては、高次脳機能障害が疑われますので、早めに医師の診察を受けることを強くお勧めします。


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