Q&A2 弁護士を選ぶとき何を基準にすべきか
今までの実績
基準は3つあります。
まずは今までの実績です。たとえば、交通事故であれば、交通事故事件にどれだけ取り組んで結果を出しているかが大切です。弁護士の正確な実績を知ることは簡単ではありませんが、ホームページで確認するのも一つの方法ですし、実際に周囲に依頼した人がいればその人の口コミをもとにするのもよいでしょう。
説明力
次に説明力です。説明力には2つの意味があります。
第1に説明の分かりやすさです。専門用語をそのまま使うのではなく、分かりやすく噛み砕いて説明してくれるかどうかです。また、分からないことを質問したらきちんと答えてくれるかどうかです。
第2に不利な見通しを説明してくれるかです。よい見通しだけではなく、不利な見通しも隠さずきちんと説明してくれることが大切です。
人柄・相性
最後に人柄・相性です。
交通事故に向き合うことは不安やストレスにさらされ、つらいことです。人柄・相性のよい弁護士とともに戦うことで、不安やストレスを軽くすることができます。
実際に会ってみることの大切さ
弁護士のホームページを見れば、弁護士の経歴を知ることができますが、人柄までは知ることができません。
実際にその弁護士に会って(それが無理ならZoomなどを使って)、面と向かって話してみると、その説明力や人柄がよく分かります。最近では多くの弁護士が交通事故の法律相談を初回’無料としています。何件かの事務所に相談した上で、一番気に入った事務所に依頼することを強くお勧めします。
地元の弁護士に依頼することの重要性
もう一つ言うならば、遠く離れた場所の弁護士ではなく、地元の弁護士に依頼することを強くお勧めします。なぜなら、地元の弁護士であれば、事故現場の交通状況や、医療機関の情報を持ち合わせており、治療や事件解決について適切な助言ができるので安心だからです。また、地元の弁護士であれば、弁護士が近くにいるという心強さや、分からないことがあれば直接弁護士に尋ねることが気軽にできるという安心感もあります。