私たちにできること（災害相談の無料化）

この度の平成３０年７月豪雨災害で被災された皆様に、心よりお見舞い申し上げます。
また、亡くなられました方の冥福をお祈りいたします。

報道やインターネット上の情報では、真備町の浸水被害が大きく取り上げられていますが、その他の地域にも多くの被害が発生しています。岡山市内も、東区平島地区はもちろん、御津地区などの地域にも大きな被害が生じているとのことです。

弁護士の中には、水害発生直後から真備町などに足を運び、片付けのボランティア活動を行っている人もいます。また、避難所に出向いて法律相談を実施した弁護士もいると聞いています。本当にすばらしいことだと思います。頭が下がります。
ただ、私を含め、多くの弁護士は、時間的にも体力的にも、なかなかそこまで活発に動けないのが実情です。その意味では私も歯がゆい思いをしております。

しかし、私たち弁護士には、弁護士だからこそできることがあるはずです。
今後、時間が経過するにつれて、崩れた土砂の撤去の問題、自宅の再建、負債の整理など、様々な法律問題が発生すると予想されます。私たち弁護士は、最新の法律情報を踏まえて、法律問題で悩んでいる方たちのために力になることが使命だと思います。

最近、岡山弁護士会では、水害に関する最新の法律問題についての研修が頻繁に行われています。そして、これらの研修は、毎回大盛況です。「法律問題において困っている人の力になりたい」ということは多くの弁護士の共通の思いなのだと実感しています。

当事務所では、平成３０年７月豪雨災害に関する法律相談は当分の間無料で行わせていただきます。
私たちにできることで、私たちにできるやり方で、困っている方たちの力になろうと思います。

（平成３０年８月１日）