岡山弁護士会県民集会に参加しました

連休明けの怒涛の1週間がどうにか無事に終わりました。
今週はブログを更新する暇がありませんでした。

今更ではありますが、連休の最終日に行った弁護士会の県民集会について書こうと思います。
5月7日(日)午後1時から、さん太ホールで、「マイノリティって誰のこと?ー差別の解消に向けてー」というテーマで、岡山弁護士会の県民集会が行われました。この県民集会は、岡山弁護士会が毎年5月の憲法記念日の少し後に行っている重要なイベントであり、私は以前、県民集会実行委員会の委員をしていました。今年は実行委員としてではなく、役なしの気楽な立場で参加させてもらいました。

会場はものすごい熱気で、開演前にはすでに定員300人のホールはほぼ満席になっていました。最近、外国人に対するヘイトスピーチや、障がい者・被災者に対する差別などが問題になっているため、今回のテーマは多くの市民の方に関心を持たれたのだと思います。

最初に、首都大学東京大学院の木村草太教授による基調講演「憲法的視点から見たマイノリティ問題」が行われました。木村先生は、身近な差別の問題について、何が問題なのか憲法の視点から話して下さいました。弁護士から見ても聞きごたえのある高度な内容でしたが、参加者の方たちは熱心に聞いておられました。

木村先生が話されている間にも来場者は増え続け、入り口ロビーいっぱいに、ある限りの折りたたみ椅子を並べていったものの、それも全て満席となりました。
私が実行委員をしていた数年前までは、これほど多くの方が県民集会に来られたことはありませんでした。実行委員会をはじめとする弁護士会のメンバーが、市民の皆さんが知りたいと思っていること、弁護士が市民の皆さんに伝えたいことを追求しながら、県民集会を地道に続けてきたことがこの成果につながったと思います。

第2部は灯台先端科学技術センター准教授の熊谷晋一郎氏と、同センター研究員の綾屋紗月氏による「マイノリティにおける当事者研究から見えた差別解消の道筋」という対談でした。私は、もう少し聞いていたかったのですが、2日前からの腰痛がひどくなってきたので、第2部の途中で帰りました。(ちなみに、腰痛は今日現在、かなり改善しています。)

連休の最後に、充実した時間を過ごせた1日でした。

(平成29年5月12日)

 

 

 

 

 

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