高次脳機能障害に関する講演会に参加しました

%e9%ab%98%e6%ac%a1%e8%84%b3%e8%ac%9b%e6%bc%94%e4%bc%9a20161218佐藤です。

18日の日曜日に川崎医科大学附属病院で行われた平成28年度岡山リハビリテーション講演会に参加しました。
講演会は「高次脳機能障害者支援のこれから~現状と課題」というタイトルで、国立障害者リハビリテーションセンター学院長の中島八十一先生、神戸大学大学院保健学研究科教授の種村留美先生による講演と、高次脳機能障害を支援する会NPO法人草木舎の中村弘文理事長の活動報告が行われました。

高次脳機能障害は、大人だけではなく、広く子どもにも起こりうるものです。また、高次脳機能障害は外見から見て分かる障害ではなく、いわば見えない障害であり、また、他の障害の陰に隠れてしまうことの多い隠れた障害でもあります。高次脳機能障害になると、以前は簡単にできたことが思うようにできなくなり、本人はつらい思いをします。また、性格が変わって攻撃的になることもあるため、見守ったり介護したりする家族も大変です。
日本では、高次脳機能障害に特化した施設は少なく、欧米諸国に比べると、まだまだ高次脳機能障害患者や家族への支援は足りていません。そんな中でも、地元で地道に活動を続けている団体もあります。

今回の講演は、医療や法律の観点でなく、福祉の観点から高次脳機能障害を考えるという内容であり、私にとっては非常に勉強になるとともに、高次脳機能障害について身近な問題として考えていこうという想いを強くさせられるものでした。

弁護士として高次脳機能障害になった方や家族のため、どんなことができるか、何をするべきかを考え、行動していこうと思います。

(平成28年12月21日)

 

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