RSD(反射性交感神経性ジストロフィー)
交通事故に遭いケガをしたとき、人間の体はケガを少しでも早く治そうと出血を止めるために血管を収縮させます。
この血管は怪我が治れば通常、日常的な状態に戻るようになっていますが、この血管が元に戻らない状態になる方もおられます。
そうなると、血管が戻らないことによって血流不足が発生し、怪我をした箇所がズキズキと痛んだり、灼熱痛が起こったりします。
この状態をRSD(反射性交感神経性ジストロフィー)やCRPSTypeⅠ(複合性局所疼痛症候群)と呼びます。
交通事故に遭った後に、このような症状が発症するようであれば、RSDである可能性が考えられます。
RSDの等級認定の際、ポイントとなるのは以下の3点です。
①関節拘縮
②ズディック骨萎縮
③皮膚の萎縮
この主要な3つのポイントが、健康な方(健側)と比べて明らかに認められる場合に限り、カウザルギーと同様の基準により、7級、9級、12級のいずれかを認定する旨定めています。ですから、これら3点の要件を立証しなければRSDの等級認定は難しいことになります。
客観的な診断をしていただくためにも、まずはRSDに詳しい医師からに診断をしていただき、後遺障害診断書や後遺障害等級認定を得るために必要となる資料を揃える必要があります。
当事務所では、適正な後遺障害等級認定の獲得のサポートから、適正な賠償金の獲得までトータルで被害者の方に寄り添う形でサポートさせていただきます。ぜひお気軽にお問い合わせ下さい。